研究での使用例
ZONEが取り扱う簡易脳波計は、家庭向けであると同時に
世界の研究者にも使われています。論文検索リンクから実際の使用例をご覧いただけます。
簡易脳波計はすでに実際の研究現場で使われています。病院で使う医療用脳波計は高価で装着にも手間がかかる一方、簡易脳波計は導入しやすく、 日常のなかで繰り返し脳波を測定できることから、研究・教育・個人の習慣づくりに幅広く採用されています。
以下のリンクは各論文データベースの検索結果ページに遷移します。 ZONEは研究機関ではなく、掲載論文の内容を保証するものではありません。 「どのような分野で実際に使われているか」を、読者ご自身の目で確かめていただくための入り口としてご利用ください。
EEG研究全般について
家庭向けの簡易脳波計は過去10年で急速に普及し、医療用脳波計(32〜128チャンネル)の代替ではなく、その補完として学術研究の現場で活用されてきました。瞑想・マインドフルネス、睡眠、認知負荷、ストレス、ADHD、BCI(脳コンピュータインタフェース)、教育など、 「日常環境で繰り返し測れる」ことを活かした領域での利用が中心です。
近年は、簡易脳波計の測定値が医療用脳波計の結果とどこまで一致するかを検証する妥当性研究も数多く行われており、 特定のバンド・タスクでは研究用途として十分に機能することが複数の論文で示されています。 以下は、機種を問わないレビュー・妥当性検証の検索入り口です。
機種別の研究事例
機種によって論文の数や研究テーマは大きく異なります。Muse シリーズは瞑想・睡眠・マインドフルネス研究を中心にピアレビュー誌への蓄積が豊富で、 BrainCo 社の FocusCalm / OxyZen は消費者向けとして比較的新しく、集中度・リラックス度の指標として研究・教育現場での使用事例が少しずつ増えています。 ZONE では、実際にヒットが確認できた検索キーワードに絞って掲載しています。
カナダ・トロント発の脳波インタフェース企業
InteraXonは2007年にカナダ・トロントで設立された脳波インタフェース企業です。 2014年に量産出荷された家庭向け脳波ヘッドバンド「Muse」は、簡易脳波計を用いた瞑想・睡眠研究の世界的な定番機となりました。 現在は Muse 2 と、EEGにfNIRS(機能的近赤外分光法)を加えた新型 Muse S Athena を展開しています。
ZONEはMuseシリーズの日本国内 正規取扱店 として販売を行っています。
Museの事象関連電位(ERP)研究への妥当性を検証した代表的論文。
Museを用いた高齢者・軽度認知障害者の瞑想時脳波測定のパイロット研究。
Museをバイオフィードバック装置として用いた、強迫性障害への家庭内マインドフルネス介入研究。
Muse S Athena
Museの現行最新モデル。fNIRS(機能的近赤外分光法)センサーを搭載し、EEGと同時に前頭部の脳血流動態を計測できる点が特徴です。比較的新しい機種のため Athena 単独を扱った論文はまだ多くありませんが、Muse S世代の研究が睡眠分野で進んでおり、Muse 2 世代の研究群も合わせて参照するのがおすすめです。
Muse-Sヘッドバンドと医療用睡眠検査(ポリソムノグラフィ)との同時比較研究。Muse Sシリーズを使った検証として最新のものです。
Muse 2
Museシリーズは家庭向け脳波計の中でも特に研究論文数の多いモデル群のひとつです。瞑想・マインドフルネス、睡眠、ストレス、注意・認知課題、ニューロフィードバックなど、ピアレビュー誌への掲載テーマが幅広く、切り口を変えて検索すると新しい研究に辿り着きやすい機種です(代表論文はInteraXon社紹介ブロック内を参照)。
米国・中国を拠点とするブレインテックメーカー
BrainCoは、米国グレーターボストン(MIT徒歩圏)に本社を置くブレインテックメーカーで、R&Dチームの多くがハーバード・MIT出身です。中国・杭州にも拠点を持ちます。 非侵襲BCI(脳コンピュータインタフェース)を軸に、教育(FocusOne)、瞑想・リラックス(FocusCalm・OxyZen)、義肢装具(BrainRobotics)など複数分野で製品を展開しています。
ZONEはBrainCo社の日本国内 正規販売店 として、FocusCalm・OxyZenを取り扱っています。
BrainCo社(Qiangnao Keji Ltd. 杭州)の共同研究者が関わった、3〜6歳の自閉症スペクトラム児60名を対象にしたウェアラブル脳波ニューロフィードバックのランダム化比較試験。
FocusCalm
集中度とリラックス度の2指数を計測する簡易脳波計。Muse シリーズに比べるとピアレビュー論文の数は限られますが、集中・リラックス指標としての検証や、運動・呼吸介入との組み合わせ研究で使用事例が報告されています。
OxyZen
BrainCo が展開する瞑想向けヘッドバンド型EEGデバイス。家庭向け瞑想市場では比較的新しい製品で、Muse に比べると研究論文は限られます。検索の際は製造元の「BrainCo」を組み合わせると関連研究が見つかりやすくなります(「OxyZen」単体だと酸素関連の無関係な論文が混ざるため)。
数字の解釈について
研究論文の多くは、各メーカーの「集中度」「リラックス度」といった独自指数ではなく、生の周波数帯データ(α波・β波・θ波など)を独自に解析しています。 これは、メーカーごとのアルゴリズムの差をまたいでも比較できるようにするためです。
この仕組みの背景は 「EEGガイド Chapter 07」 で解説しています。
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※ 本ページで紹介している簡易脳波計は医療機器ではなく、医療的な診断・治療を目的とするものではありません。
