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イベントレポート2026年5月23日

クリスタルボウルでのサウンドバス中の脳波ってどうなっているの?【Clystal omの場合】

クリスタルボウルでのサウンドバス中の脳波ってどうなっているの?【Clystal omの場合】
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こんにちは。ZONEです。

サウンドバスやクリスタルボウルの体験を、脳波で見るとどうなるのか。

今回は、東京・広尾の EAT PLAY WORKS にて定期的にサウンドメディテーションを開催されている Clystal Om 氏のセッションを、1ヶ月空けて 2回計測した実例をご紹介します。

Clystal Om セッションでのクリスタルボウル設置の様子 キャンドルに照らされたクリスタルボウル

Clystal Om(クリスタルオーム)氏は、「宇宙の周波数」とも呼ばれる A=432Hz に調律されたクリスタルボウルを中心に演奏する、クリスタルサウンドアーティスト・瞑想コーチです。広尾の EAT PLAY WORKS での定期セッションに加え、ウェルネス業界・企業・ホテルなどのイベントにも出演されています。

寝転びブランケットに包まれながら倍音を浴びるスタイルで、緊張や思考を外して感覚優位の共振状態へ誘っていきます。

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クリスタルボウル(水晶)などの楽器で、寝転びながら音を浴びるサウンドメディテーションを行なっています。 古来に使われていたA=432Hzの調律の楽器を使用しているのが特徴で、それは...
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今回の計測で使用したのは、ZONE が取り扱う OxyZen(旧名 Zentopia)です。

Clystal Om さんのセッションは約50分程度。言葉の誘導瞑想からスタートして、徐々に演奏が始まります。終盤また言葉の誘導瞑想でしめて、最後にシェアリングタイム、の構成です。今回はプログラムが始まったタイミングから計測を行いました。


セッション1回目

1回目のセッション計測では、驚異的な没入感が計測されました。

1回目セッションの状態指数タイムライン。冒頭がベースライン区間、30分以降に鎮静度(紫)が急上昇

ベースライン(演奏前)と演奏中を比較した状態指数は以下のとおりです。

指標ベースライン音あり変化量
リラックス度56.6 ± 7.461.6 ± 9.2+9%
集中度24.9 ± 17.416.7 ± 13.0-33%
覚醒度69.8 ± 3.669.4 ± 5.8-1%
沈静度4.6 ± 4.844.3 ± 31.5+865%
脈拍78.4 ± 4.464.0 ± 6.8-18%
SpO296.8 ± 0.396.0 ± 0.3-1%

注目したいのは、沈静度の 絶対値より、標準偏差の大きさ(±31.5) です。サウンドバスが開始して中盤以降、普通にしているとなかなか上がってこない鎮静度がしっかりと上がってきて、深い瞑想状態に入れていることがわかります。

被計測者の体感メモにも「音のシャワーにどっぷり浸かって包まれてるような感じ。海のような宇宙のような浮遊感で深い癒しを感じた」とあり、この体感が数字としてもしっかり表れている形になります。


セッション2回目

それから約1ヶ月後の夜。同じ Clystal Omのサウンドバスを、再び同じ参加者・同じデバイスで計測したところ、1回目とはまた違ったデータが取得できました。

2回目セッションの状態指数タイムライン。冒頭がベースライン区間、鎮静度(紫)は浅めだが終始細かく揺れている

指標ベースライン音あり変化量
リラックス度49.9 ± 8.758.8 ± 8.3+18%
集中度50.7 ± 22.916.5 ± 8.9-67%
覚醒度72.2 ± 3.669.8 ± 3.4-3%
沈静度4.4 ± 5.510.0 ± 10.4+130%
脈拍64.7 ± 3.257.7 ± 2.8-11%
SpO296.1 ± 12.297.9 ± 0.3+2%

沈静度の変化量は +130%。1ヶ月前の +865% と比べると、数字としては控えめです。

本人の体感メモも「音を追いかけるような感じがあって、頭に自分では普段思いつかないような鮮明な映像がたくさん流れる感じ。芸術家の方々がよくいうインスピレーションが降ってくる、ってこういうことなんだなとずっと考えてた」と、前回とは少し違う体感があったようです。

「ととのう」の中身は、人によって違う

これは ZONE でも何度もお話していることですが、「ととのう」「落ち着く」「癒される」といった言葉で表現される体感は、 数字で見るとそれぞれ違う状態を指している ことがあります。

たとえば、サウナのあとの「ととのい」を「疲れ」として感じる方がいたり、ただ受動的に音楽を聴くことが「落ち着かない・ソワソワする」という方がいたり。同じ言葉でも、人によって、その日によって、脳の状態は別の場所に着地しています。

つまり、今回の被験者が2回目のサウンドバスで感じた「インスピレーションが降ってくる」感覚も、 他の人が同じ脳波状態を目指したからといって、同じ体感を得られるとは限らない ということ。

だからこそ、 体感と自身の脳波結果をセットで蓄積していき、体感の再現性を高めていく ことを、ZONE ではおすすめしています。

サウンドバスと脳波、学術研究ではどう報告されているか

その一方で、脳波とサウンドバスの関係については、すでに複数の学術研究で検証が行われています。

たとえば Kim & Choi(2023年・International Journal of Environmental Research and Public Health)の研究では、シンギングボウルの音を聴いている最中に アルファ波・シータ波の同期 が観察され、瞑想状態に近い脳波パターンが誘導されることが報告されています。

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Walter & Hinterberger(2022年・Medicina)の研究でも、シンギングボウルマッサージの前後で BETA・GAMMA帯域のパワーが有意に低下 し、心拍も落ち着き、参加者の 91.2% が「より統合された感覚」、97.1% が「よりバランスの取れた状態」を報告しています。

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つまり「クリスタルボウル / シンギングボウルの音は、脳波を瞑想状態側に動かしうる」という一般的な傾向は、すでに学術的にも支持されているということ。

そのうえで今回のように 同じ奏者・同じ会場・同じ参加者でも、その日その時で違うパターンが出る ことを実データで見ていけるのが、ZONE Brain で脳波計測を続ける醍醐味だと感じます。


脳波バンドで見ると、もっと違いがはっきりする

OxyZen が出力した生波形CSVを ZONE Brain 側で独自に解析し、5つの脳波バンド(ALPHA / BETA / THETA / DELTA / GAMMA)の統計値として両日のデータを並べたものがこちらです。

バンド1回目 平均 ± σ2回目 平均 ± σ
DELTA(0.5〜4Hz)12.68 ± 58.9318.26 ± 20.09
THETA(4〜8Hz)9.60 ± 41.219.02 ± 9.32
ALPHA(8〜13Hz)7.36 ± 14.816.79 ± 4.09
BETA(13〜30Hz)10.71 ± 12.9310.51 ± 4.33
GAMMA(30Hz以上)8.22 ± 8.959.07 ± 4.71

ここで効くのは、絶対値よりも 標準偏差(揺れ幅) の違いです。

1回目:揺れる深さ

DELTA波の標準偏差が σ58.93。THETAも σ41.21。これは、 深い眠り・深い瞑想を示す DELTA波と、潜在意識・創造性を示す THETA波 の領域に、入ったり戻ったりを激しく繰り返している ことを意味します。

1回目セッションの脳波バンドタイムライン。立ち上がりに巨大スパイク、δ波σ58.93の激しい揺らぎ

「音のシャワーに包まれる」「海のような宇宙のような浮遊感」という体感は、この 大きな揺らぎ に対応した波形です。

2回目:安定した深さ + GAMMAやや高

一方2回目は、DELTAの平均値こそ 18.26 と 1回目より高いものの、ばらつきは σ20以下に収まっています。 DELTA波(深い瞑想領域)の中に、揺れずに一定の深さで留まっている 状態です。

2回目セッションの脳波バンドタイムライン。δ波が高位で安定、γ波がやや高め

加えて GAMMA波が 9.07 と、1回目(8.22)よりわずかに高い。 GAMMA波は ひらめき・統合・気づきの瞬間と関連する周波数帯 と言われます。「アイデアが降ってくる」「鮮明な映像が流れる」という体感とパターンが整合します。


体感と数値をどっちも観察して、あなただけの「ととのい」を見つけよう

被験者は2回のセッションを並べて見比べて、「こうやって見比べると全然違いますね。どっちがいい、とかはないけど、どう言う脳波のときにどう言う体感があるかを把握してると、求めてる方向に行きたい時の音とか手がかりが探せるのでおすすめ」と話していました。

サウンドバスやクリスタルボウルの音を聴いて心地よい、と感じる人は、きっと何かしらの変化が脳にも出ているはずです。その体感の変化を言葉だけではなく数値と合わせて持っておくことで、 自分の脳が、今日はどこへ運ばれたのか をより科学的に可視化できます。

他の人にも伝えやすくなりますし、次に「ここへ行きたい」と思った時の手がかりにもなるはずです。


まとめ

  • 鎮静度が大きく上がる = セッションが成功している、とは限らない
  • 標準偏差(揺れ幅)と他のバンドとの組み合わせで「どんな深さか」が見える
  • 体感と波形を紐づけていくと、自分の状態を狙って整えやすくなる
  • 同じ奏者・同じ会場でも、その日の体調と心境で脳は別の場所へ連れて行かれる

「効果」を測るのではなく、「自分がどこへ運ばれたか」を可視化する。それが脳波計測の本来の使い方かもしれません。

Clystal Omの次回のセッションは下記からご確認・ご予約いただけます。

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クリスタルボウル(水晶)などの楽器で、寝転びながら音を浴びるサウンドメディテーションを行なっています。 古来に使われていたA=432Hzの調律の楽器を使用しているのが特徴で、それは...
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🎧 この記事で使用したデバイス: OxyZen

旧名 Zentopia。簡易EEG(5バンド + 状態指数4種)で瞑想状態を可視化できる、ZONE Brain 取扱モデルです。本記事のような前後比較や時系列グラフの出力に対応しています。


🧠 もっと脳波について知りたい方へ

DELTA・THETA・GAMMA など、脳波バンドの仕組みや周波数帯ごとの意味、簡易脳波計の選び方については、初心者向けガイドにまとめています。


📣 このデータが引用されたイベント

本コラムでご紹介した計測結果は、 2026年5月27日 広尾の EAT PLAY WORKS で開催された BRIDGE TALK vol.24「Frequency & the Body」 にて、 Clystal Om の取り組みの効果を示す一例 として引用・紹介していただきました。

BRIDGE TALK は EAT PLAY WORKS が定期開催するトークイベントシリーズで、vol.24 では「音・水・空間が私たちに与える影響」をテーマに、ウェルネス統合医療クリニック院長の 森嶌淳友 氏(心臓外科医・バイオレゾナンス機器による統合医療の実践者)と、 KISSEN/Crystal Om 氏(A=432Hz調律のクリスタルボウル瞑想コーチ)が登壇。科学と身体感覚の両面から「目に見えない周波数」の世界を紐解く回でした。

BRIDGE TALK vol.24 で本コラムのセッション1回目のデータが引用されている様子 BRIDGE TALK vol.24 会場、ステージ前に並んだ音叉
BRIDGE TALK VOL.24 ~FREQUENCY & THE BODY~ | EAT PLAY WORKS / THE RESTAURANT | 広尾 | EPW
BRIDGE TALK VOL.24 ~FREQUENCY & THE BODY~ | EAT PLAY WORKS / THE RESTAURANT | 広尾 | EPW
東京の港区に隣接する広尾にあるイートプレイワークスは「食・遊び・仕事」をテーマにしたありそうでなかったスペシャルな空間。コワーキングとしての利用はもちろん、仕事をする以外に、仲間と飲んだり、瞑想(メディテーション)したりと、コワーキングやシェアオフィスとは一味違ったひとときを過ごせます。ウェルネスを意識したイベントも毎週行われ、グランピング場やキャンプ施設との提携もあるため、働きながら休みをとるワーケーションをしたい方には最適な施設です。 在宅勤務やレンタルオフィスでテレワークをされている方のセカンドオフィスとしてのご利用もお勧めしています。1F.2Fのザレストランはさまざまな一流の味を楽しめる“ハイエンドな横丁”があり、ミシュランの味をラウンジで楽しめる贅沢な場所としてもご利用いただけます。
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