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脳科学ニュース2026年10月21日

今週の脳科学ニュース【2026年10月第4週】麻酔で眠っていても脳は言葉を追っていた

今週の脳科学ニュース【2026年10月第4週】麻酔で眠っていても脳は言葉を追っていた
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今週は「意識がないとき、脳はどこまで働いているのか」を問い直す報告が届きました。全身麻酔で眠っている人の海馬が、物語の言葉を聞き分けていたという『Nature』の研究です。ほかに、自分を思いやる瞑想で体への見方が変わったという試験、超音波で妄想が和らいだという小さな試験、脳深部刺激でうつが長く改善した人に共通する3本の神経の道、年をとった脳は記憶より「意味」を選んでいるという仮説、そしてKBC九州朝日放送が伝えた大人にも広がるSNS依存の現場を紹介します。


🌟 全身麻酔で眠っていても、脳は物語の言葉を聞き分けていた

脳の神経のつながりのイメージ(ScienceDaily)
出典:ScienceDaily

2026年10月15日、米国のベイラー医科大学の研究チームが『Nature』に発表した研究を ScienceDaily が紹介しました。全身麻酔で意識がないときでも、脳は耳に入った言葉を処理していたという内容です。

▶︎ 研究に協力したのは、てんかんの手術を全身麻酔で受けた患者さんたちです。

手術のあいだ、研究チームは記憶の中枢である 海馬 に特殊な電極を入れました。Neuropixels (ニューロピクセル)という、髪の毛ほどの細さの電極です。これを使うと、数百個の神経細胞 の活動を1つずつ記録できます。

▶︎ 最初の実験では「ピッ、ピッ、ピッ」と同じ音をくり返し流し、ときどき違う音を混ぜました。

すると神経細胞は、違う音が鳴ったときだけ、いつもと違う反応を示しました。 しかも、その反応は時間がたつにつれてはっきりしていきました。

意識がなくても、脳は「いつもと違う音」を覚え直していたことになります。経験に合わせて脳の回路が変わる性質を 可塑性 といいます。それが麻酔中にも働いていました。

▶︎ 次の実験では、患者さんに短い物語を聞かせました。

神経細胞の反応を調べると、いま聞いている言葉が 名詞なのか、動詞なのか、形容詞なのか を見分けられました。さらに、次にどんな言葉が来そうか という手がかりまで反応に表れていました。

意識がないときも、脳は話の流れを先読みしながら聞いていたのかもしれません。

▶︎ 研究を率いた脳神経外科医の サミール・シェス教授 は 「意識がないときの脳は、これまで考えられていたよりずっと活発で、多くのことができます」 と述べています。

「意識があるとはどういうことか、考え直す必要があります」 とも話しています。

▶︎ ただし、わかったのはここまでです。

調べた麻酔は 1種類だけ で、記録したのも海馬だけでした。眠っているときや昏睡のときにも同じことが起きるのかは、まだわかっていません。そして、患者さんが物語の内容を理解していたという意味ではありません。

▶︎ 第一著者の ヴィジ・カトロウィッツ医師 は、この信号を将来、言葉を話せない人の 発話を助ける装置 に生かせないか探りたいと話しています。

Mysterious brain activity under anesthesia challenges what we know about consciousness
Mysterious brain activity under anesthesia challenges what we know about consciousness
Even under general anesthesia, the human brain can analyze language, recognize different types of words, and predict what comes next in a story, according to a surprising discovery by Baylor researchers. The findings challenge our understanding of consciousness and suggest that the unconscious brain is far more capable than scientists previously realized.
ScienceDaily

🧘 1日20分の「自分を思いやる瞑想」で、自分の体を好意的に見られるようになった

瞑想する人のイメージ(Medical Xpress)
出典:Medical Xpress

2026年10月19日、オーストラリアのラ・トローブ大学の研究チームが『Mindfulness』に発表した試験を Medical Xpress が紹介しました。自分を思いやる瞑想を毎日20分続けた人は、自分の体を好意的に受けとめる気持ちが高まり、6週間後もその効果が続いていたという報告です。

▶︎ 研究を率いたのは ジョシュア・マーマラ博士 です。参加したのは 18〜39歳の成人227人 で、瞑想をするグループと、順番待ちのグループにくじ引きで分けました。

瞑想をするグループは 1日20分 、セルフ・コンパッション (自分への思いやり)の瞑想を行いました。中身は「いまに気づく」「自分にやさしくする」「つらいのは自分だけではないと知る」の 3つ です。

▶︎ 注目したいのは、瞑想の台本に 見た目や体型についての言葉が1つも入っていなかった ことです。

体の感覚に意識を向ける練習はあっても「自分の体を好きになろう」とは一度も言っていません。それでも瞑想をした人は、順番待ちの人に比べて ボディ・アプリシエーション (自分の体を大切に思い、好意的に受けとめる気持ち)が 有意に 高まりました。幸福感も上がり、自分を責める気持ちは下がっていました。

▶︎ 意外なことに、練習した回数の多さだけでは、変化の大きさを説明できませんでした。

研究チームは、マインドフルネスそのものより 「自分を思いやる」部分 がカギだったのではないかと見ています。体への見方を変えたのは、体について考えることではなく、自分への接し方を変えることだったのかもしれません。

▶︎ 共同研究者の シアン・マクリーン准教授 は、こうしたプログラムはオンラインで手軽に届けられ、時間もあまりかからない点に期待を寄せています。

一方で、効果がもっと長く続くのか、年齢や背景の違う人たちにも当てはまるのかは、これから確かめる必要があります。結果は参加者自身の回答にもとづいている点にも注意が必要です。

Brief self-care meditation boosts body confidence
Brief self-care meditation boosts body confidence
Australian adults who completed the self-compassion meditation training reported significantly increased body appreciation, positive well-being and lower self-judgment. The benefits were still evident six weeks after the program concluded, and frequency of practice alone did not drive the size of change.
Medical Xpress

🤖 頭の外から超音波を1回当てただけで、統合失調症の妄想が和らいでいた

集束超音波のイメージ(Neuroscience News)
出典:Neuroscience News

2026年10月20日、米国のニューヨーク大学ランゴン・ヘルスの研究チームが『npj Acoustics』に発表した試験を Neuroscience News が紹介しました。頭の外から脳の深い場所へ超音波を10分当てただけで、薬を飲んでも続いていた妄想が和らぎ、その効果が1週間続いていたという報告です。

▶︎ 参加したのは、薬を飲みつづけても症状が残る 統合失調症 などの患者さん 10人 です。

使ったのは 経頭蓋超音波刺激 (TUS、頭蓋骨の外から超音波を当てて脳の神経の働きを調整する方法)です。手術で電極を埋め込まなくても、脳の奥にある小さな場所をねらえるのが特長です。

▶︎ ねらったのは、脳の奥にある 淡蒼球内節 (たんそうきゅうないせつ、運動や思考のブレーキ役を担う回路の中継点)です。

患者さんは本物の刺激と、超音波が届かないようにした 偽の刺激 を1週間あけて1回ずつ受けました。どちらが本物かは、患者さんも評価する側も知りません。

▶︎ その結果、本物の刺激のあとだけ、妄想の強さがはっきり下がりました。

効果は 1週間後 まで続いていました。一方で 幻聴 や考える力には、はっきりした変化は見られませんでした。頭痛やだるさが出た人もいましたが、どれも軽く、偽の刺激のときにも同じように起きていました。

▶︎ 第一著者の ウェイ・チー氏 は 「1回の刺激で、精神病に関わる脳の回路を安全に調整できた」 と述べています。

上席著者の ドナルド・ゴフ教授 は、いずれ薬を補ったり、置き換えたりする可能性にも触れました。ただし、今回は 10人だけの予備的な試験 です。手術なしで脳の奥の回路に触れられる道が、少しずつ現実味を帯びてきました。 研究チームは、回数を重ねる大きな試験を計画しています。

Focused Ultrasound Calms Delusions in Schizophrenia - Neuroscience News
Focused Ultrasound Calms Delusions in Schizophrenia - Neuroscience News
A 10-minute session of non-invasive transcranial focused ultrasound directed at the deep globus pallidus interna reduced delusions in patients with treatment-resistant schizophrenia.
Neuroscience News

🤖 脳深部刺激でうつが長く改善した人には、共通する3本の「神経の道」があった

脳深部刺激のイメージ(ScienceDaily)
出典:ScienceDaily

2026年10月18日、米国のマウントサイナイ医科大学の研究チームが『American Journal of Psychiatry』に発表した研究を ScienceDaily が紹介しました。治療が効きにくいうつ病に脳深部刺激を行ったとき、長く改善した人は3本の神経の道に刺激が届いていたという内容です。

▶︎ 脳深部刺激 (DBS)は、脳の奥に細い電極を埋め込み、弱い電気で回路の働きを整える治療法です。

今回は、うつ病の治療でねらわれる 膝下帯状皮質 (しつかたいじょうひしつ、気分の調整に関わる場所)への刺激を受けた人たちを調べました。複数の病院と臨床試験のデータを合わせ、この治療ではこれまでで 最大規模 の分析だといいます。

▶︎ 研究チームは、電極から広がる電気の範囲をコンピューターで再現し、脳の配線地図と重ねて、刺激がどの神経の束に届いていたかを推定しました。

長く改善した人に共通していたのは、帯状束 、小鉗子 、内側の鉤状束 という 3本の神経の道 に刺激が届いていたことです。逆に、2年たっても改善しなかった人は 左の帯状束 に刺激が届いていませんでした。

▶︎ 脳神経外科医の ブライアン・コペル教授 は 「刺激がねらった道に届くかどうかは、数ミリの差で決まります」 と述べています。

同じ場所に電極を入れても、届く「道」が違えば結果が変わるのかもしれません。 この考え方は、すでに進行中の別の臨床試験で、電極の位置を決める手がかりとして使われています。

▶︎ ただし、すべての患者さんの脳の配線を個別に撮影できたわけではなく、多くは標準的な地図を使った推定です。

改善しなかった人の電極を動かせばよくなるのかは、まだ試されていません。なお、著者の一部は、この治療を手がける医療機器メーカーと利害関係があることを公表しています。

Scientists uncover 3 key brain pathways linked to lasting depression relief
Scientists uncover 3 key brain pathways linked to lasting depression relief
Researchers have uncovered three brain pathways linked to lasting improvements in people receiving deep brain stimulation for severe, treatment-resistant depression. They also discovered that patients who failed to improve after two years shared a striking pattern: insufficient stimulation of a crucial brain connection. The findings suggest that millimeters in electrode placement could make a major difference in treatment outcomes.
ScienceDaily

🧠 年をとった脳は、細かな記憶を手放して「意味」を残す方向へ進んでいるのかもしれない

パズルのピースでできた頭のイメージ(ScienceDaily)
出典:ScienceDaily

2026年10月20日、米国のアリゾナ大学の研究者らが『Perspectives on Psychological Science』に発表した論文を ScienceDaily が紹介しました。脳の老化は「衰え」だけでなく、細かな記憶より物事の意味をつかむ方向へ切り替わる「発達の続き」かもしれないという新しい仮説です。

▶︎ 論文をまとめたのは、アリゾナ大学の ファビアン・フェルナンデス准教授 らです。新しい実験ではなく、これまでの脳画像や分子生物学の研究を整理して組み立てた 仮説 です。

名前は 「適応的加齢仮説」 (adaptive aging hypothesis)といいます。

▶︎ 脳の中では、海馬 が出来事の細かな中身を覚え、前頭葉 がそこから要点や意味を取り出しています。

研究者らによると、健康に年を重ねると、だいたい 40〜70歳 にかけて海馬への頼り方が減り、前頭葉の働きへと重心が移っていきます。細かなことを忘れやすくなるのは、意味をつかむ脳へ切り替わっていく途中の姿なのかもしれません。

▶︎ その理由として、研究者らは 積み重ねた知恵を次の世代へ伝える役割 を挙げています。

教えること、相談に乗ること、昔の話を語ることに向いた脳になっている、という見方です。フェルナンデス准教授は 「年をとった脳は、若い脳とは別のことに向けて最適化されています」 と述べています。

▶︎ 一方で、アルツハイマー病は、この流れの行きすぎた形ではなく、まったく別のものだとしています。

異常なたんぱく質がこの切り替えを乱し、海馬がむしろ過剰に働いてしまうと考えられるからです。ただし、これは まだ検証されていない仮説 です。進化の上での説明も含めて、これから実験で確かめていく段階にあります。

Your aging brain may be trading memory for something more valuable
Your aging brain may be trading memory for something more valuable
The aging brain may be undergoing a remarkable transformation rather than simply losing its abilities, shifting its focus from remembering details to understanding the bigger picture. Scientists suggest this change could be an evolutionary adaptation that helps older adults develop wisdom and share decades of knowledge with younger generations.
ScienceDaily

📱 「ドパガキ」は子どもだけの話ではない。70代・80代にも広がるSNS依存

SNS依存を伝えるニュース映像(KBC九州朝日放送)
出典:KBC九州朝日放送

2026年10月17日、KBC九州朝日放送が 「ドパガキ」 という言葉を入り口に、SNS依存を取材したニュースを配信しました。若い世代だけでなく、SNSが原因で心の不調を訴える大人が増えており、相談には70代や80代の人もいると伝えています。

▶︎ 福岡市の街頭で取材に応じた中学生は、1日に およそ11時間 スマホを使っていると話しました。大学生にも 1日14時間 使う日があるという人がいます。

富山大学の 山田正明准教授 は、脳は 25歳ごろまで 成長を続け、理性や自制心を担う 前頭葉 は 16歳ごろから 本格的に育ちはじめると説明しています。それより前の脳はブレーキが効きにくく、大人より依存に陥りやすいといいます。

▶︎ 一方で、福岡市の 六本松こころのクリニック の 前田輝院長 のもとには、SNSが原因で心の不調を訴える大人の相談が増えています。

夜中の2時や3時までスマホを見つづけて眠れない人、SNSの 「キラキラした投稿」 と自分を比べて自信をなくし、焦りや孤立感を深める人が目立つといいます。

▶︎ 海外では、オーストラリアが 16歳未満のSNSアカウント を禁止する規制をすでに始めています。EUも 2026年9月 に、子どものSNS利用時間を制限する法案の提案を発表しました。

米カリフォルニア州では 無限スクロール や 動画の自動再生 といった「依存を生む機能」を禁じる法案が可決されたと伝えています。山田准教授は、依存を生む仕組みの危険性が日本ではまだ十分に理解されていないと指摘しました。

▶︎ 脳科学で見ると、SNSのタイムラインは 変動報酬 (いつ当たりが出るかわからない報酬)の仕組みそのものです。

次の投稿がおもしろいかどうかは、開くまでわかりません。脳の報酬系は、こうした 「次こそは」 の場面でいちばん強く反応します。この仕組みは子どもにも大人にも、誰の脳にもあります。夜にやめられなくなるのは、ブレーキ役の前頭葉が疲れている時間帯だからでもあります。

ハマってしまうのは、意志が弱いからではなく、年齢を問わず誰の脳にもある仕組みが、うまく突かれているからです。 大人にも同じことが起きる理由は ドパガキとは何か で、設計と規制の動きは ドパガキを生む設計と各国の規制 で整理しています。

“ドパガキ”SNS依存は若者だけではない…原因は「脳」世界の規制と日本の課題|KBCニュース
“ドパガキ”SNS依存は若者だけではない…原因は「脳」世界の規制と日本の課題|KBCニュース
「ドパガキ」という言葉をご存知でしょうか。これは「ドーパミン中毒の子ども」を略したネットスラングです。SNSのショート動画など刺激の強いコンテンツを絶え間なく見続ける若年層を指す言葉として、世界的な問題になっています。福岡市天神で話を聞くと、中学3年生の男子は「11時間とか」と1日のスマホ利用時間を明かしました。利用しているのはインスタグラムやTikTokで、長時間使ってしまう理由としては「部活も引退してやることなくて暇…」だといいます。また、ある大学生の女性は、1日のスマホ利用時間が14時間にのぼることも。友人から「何してた?」と聞かれて「ドパってる」と話すこともあるといいます。SNSの長時間利用は、もはや“当たり前”になっています。SNSは特に子どもが依存しやすいといわれています。その理由について富山大学の山田正明准教授は、脳のメカニズムが関係していると指摘します。「子どもっていうのはですね、生まれてから25歳ぐらいまでどんどん脳みそは膨らんで成長していく」と語る山田准教授。特に、理性や自制心をつかさどる「前頭葉」が本格的に成長を始めるのは16歳ごろからだといいます。それ以前は「制御が利かない」「我慢がしづらい未熟な脳」という状態のため、興奮できるものを見つけると、どんどん楽しんでしまう傾向があるのです。「だから子どもは大人に比べて依存症になりやすいんです」と、山田准教授は警鐘を鳴らしています。子どものSNS依存問題を受け、世界では規制の動きが広がっています。2023年12月、オーストラリアでは世界で初めて16歳未満のSNSアカウント作成を全面的に禁止する規制を開始しました。罰則の対象は、プラットフォームを運営する事業者です。また、EUでも2026年9月に「子ども法案」の提案を発表。13歳以上15歳未満は保護者の管理下で1日最大1時間の利用に制限し、15歳から個別にアカウントを開設できるといった内容です。さらに、IT企業が集中するアメリカ・カリフォルニア州では、無限スクロールや動画の自動再生といった「依存性機能」を禁止する法案が可決されました。富山大学の山田准教授は、こうした「“依存症アルゴリズム”の危険性は日本ではあまり理解されていない」と指摘しています。SNSへの依存は、子どもだけの問題ではありません。福岡市中央区の「六本松こころのクリニック」では、SNSが原因で心の不調を訴える大人が増えています。前田輝院長によると、相談者の中には70代や80代の患者もいるといいます。相談の内容としては「夜もスマホ・SNSをずっと見ていて、なかなか(午前)2時3時まで寝られなくて」といった睡眠の問題を訴えるケースがあります。このほか、SNS上の“キラキラした投稿”と「自分の今の状況と対比してしまって」自己肯定感が低下したり、過度な焦りや孤立感を抱いたりするケースが目立つといいます。前田院長は「うつっぽくなる人、イライラする人、消えたい・死にたいみたいな重たい悩みが(SNSによって)増幅することもある」と、その危険性を語りました。深刻化するSNS依存の対策として注目されるのが「デジタルデトックス」です。北九州市小倉北区にオープンした「TCK café」は、デジタルデトックスをコンセプトにしています。入店時にスマホやパソコンをロッカーに預けるのがルールです。このカフェは、北九州市立大学の学生たちが、駅弁で知られる「東筑軒」と協力して運営しています。スマホを回収する代わりに、ボードゲームなどを貸し出し、リアルな交流が生まれる場を提供しています。学生スタッフは「最初はびっくりして入られる方も多い」と話しますが、「こういうのも逆に新しい」「昔がよみがえったみたいとよく言われる」と好評だといいます。デジタルから離れ、人と人とのつながりを再確認する時間が、現代社会には必要とされているのかもしれません。
KBC九州朝日放送

📝 まとめ

今週もっとも驚かされたのは、全身麻酔で意識がないあいだも、海馬が音の違いを学び、物語の言葉を先回りして追っていたという報告でした。「意識がない」ことと「脳が働いていない」ことは、まったく別のことなのかもしれません。 年をとった脳が細かな記憶より意味を選んでいるという仮説も、脳の変化を「衰え」だけで見ない視点を示しています。

治療の分野では、頭の外からの超音波と、脳の奥に入れる電極という2つの方法で「どの回路に、どう届けるか」が問われていました。自分を思いやる瞑想が体への見方を変えたという試験や、大人にも広がるSNS依存の取材も、脳の仕組みを知ることが自分を責めずに手を打つ助けになることを教えてくれます。


脳のシグナルには、まだ見えていない情報がたくさんあります。 意識がないときでさえ、脳は言葉を聞き分けて次を予測していました。ふだん気づかない脳の働きも、脳波というかたちで外から確かめることができます。 瞑想中・集中中・リラックス中、それぞれの状態をあなた自身の脳波で記録していくことで「ゾーンに入る瞬間」が少しずつ見えてきます。

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